考え

「食」の「習慣化」について考えてみる。

小さなトマトが実をつけ始めた。梅雨があけるころ、最初の収穫ができるかな。

 

今日ようやく、まとまった雨となった大分です。
この一週間は、予報にあった雨が振らず、あてが外れ、水やりをしなければならなくなりました。天気次第の仕事ですので、なかなか計画通りに行かない場合もあります。それもまた、自然に順な農業ということ。
この雨で、さつまいもや、人参、きゅうりにトマト・ナスなどの夏野菜もほっと一息つけることでしょう。

ブログのテーマにはいつも悩みます。

どういうもの・どういうことを発信できるのか。
どういう情報が求められる?

畑での日常をお知らせすることは基本として、ブログとしての役割を考えるとそれ以上の「+α」を常に発信して行きたいと思っているので、必然的に考え続けることになります。「伝えたいこと」と「知りたいこと」この両方がピッタリと噛み合うようなテーマと内容の情報にしていきたいのですが、それがなかなか。

習慣化について考えてみる

「良い習慣が良い未来をつくり、人生の質を左右する」
例えば、早起きをしてランニングやウォーキングをする。
例えば、一日30分でも本を読む。
例えば、外食を控えて、自炊する。

たとえば、どの習慣も毎日当たり前のように、呼吸するかのようにストレスなく行うことができるようになれば。一日一日の歩みは小さくても5年後、10年後をイメージしてみれば、やる人とやらない人、その差はとても大きなものになります。しかし、頭では理解していても簡単に行動できないのが人間です。
どうやら私達の脳は、昨日までの通いなれた道から、一歩でも外れることに対して強いストレスを感じるようにできているみたいです。

庄内にある4反の畑。はじめはその広さに圧倒された。

習慣化に意志の強さは関係ない

新しいことを始めて、完全な習慣として毎日の行動に定着するまでには、最低6週間が必要だそうです。その6週間を乗り切るために必要な要素は、実は「意志力」ではなく、「環境」と「条件付け」だったことがわかりました。ランニングやウォーキングなら、一人よりも友人を誘って一緒にやったほうが効果が上がり、勉強や読書では、スマホや勉強に関係のないものを遠ざけるだけで、集中力が高まって2倍以上に効果が上がることがわかっています。

体は食べたものでつくられる。

私達の体は、血液も、骨も、内蔵も、脳の神経細胞も例外なく「食べたもの」の影響を受けます。細胞分裂の仕組みも、血液によって全身に運ばれる伝達物質も、37兆個の細胞ひとつひとつも「食べたもの」でできています。10年後、30年後もイキイキと元気で明るく過ごしたいと思いますよね。

むかし野菜は、「草木堆肥だけをつかった自然循環農法」です。化成肥料も除草剤も使わず、純粋に土の力を高めていくことで、栄養価の高い作物を育てています。また定期便では、その日その時、いちばん美味しい野菜をお届けしています。使い慣れない野菜も入ります。バランスよく沢山の種類を食べることできるむかし野菜の定期便は、家族の健康を守る「環境」「習慣化」を助ける一番の近道です。

10年以上むかし野菜を食べ続けてくれている方もいる。むかし野菜の定期便に慣れてくれば「献立→材料」ではなく「材料→献立」という思考になり、枠にとらわれず、料理の幅が広がる。

「野菜嫌いの解消」「体質改善」「バランスの取れた食生活」 習慣化の第一歩は続けざる負えない環境を整えること。まずは2週間に一回のお試しから様子を見るという選択もありなのでは。

そら豆のシーズンがやってきた。空に向かってサヤがつくから「空豆」。中の実が熟してくると下を向き始める。それが美味しいサイン。

ひと夏で4〜5回は草を刈る。しんどいけど、これも習慣か。

雨が降る前ににんにくを収穫し終えた。国産でしかも草木堆肥で育ったにんにくは格別で、希少品。

 

 

むかし野菜のタネを蒔く

気持ちよく晴れ、畑しごとに最適な一週間だった。汗ばむものの風がきもち良い。

新元号が発表され、新たな年度もスタートしました。
畑も夏野菜の準備に勢いづいて、畑での作業に充実した日々を送っています。

空いた畑に堆肥をいれて、ウネを立てて準備を整えていきます。一日中バタバタと畑の中を走り回っていると、時間が経つのもあっという間ですが、なんとか予定していたタスクは終了することができました。

きたる、4/21㈰と4/28㈰ 両日開催の農園体験イベントを行います。
SNSや、ウェブサイト・ポスター・団地新聞などでの告知の効果があり、当初の予想を大きく上回るご参加の申込みをいただきました。

ありがとうございます。先着順でのご案内とさせていただいておりましたので、予定人数以上に達しましたので、今回は締め切らせていただきました。

大分市内・別府・臼杵・福岡・熊本・北九州からのご参加もいただいており、楽しみにしています。

ほんの少しではありますが、私達の活動の一部をお伝えして、価値観や考えに共感してくださる仲間との出会いを楽しみに今も、皆様にとって価値のある体験を提供できるよう試行錯誤を繰り返しています。

価値のある体験ってなんだろう?

ありきたりな体験ではなく、「むかし野菜の邑」ならではの特徴や強みを活かした体験を通じて、
「感動」「発見」「学び」を得られるようにと計画しています。

  • 五感を全開にして、土の香や野菜の味を楽しみながら、記憶に残る体験を。
  • 売り場ではなく「畑」でみる、野菜本来の姿に、一人ひとりの視点で新しい発見を。
  • 「食」への意識。健康や土づくりの大切さ。簡単で美味しく食べる調理法などの知識を。

体験を通じて、参加者全員が共有・共感することができたら、とてもワクワクしませんか?

当日の内容

  • 土づくりのはじめの一歩。むかし野菜にとって、最も大切な堆肥をみんなで作ります。
  • おやつタイムでは、自家製小麦粉でつくる「やせうま」をお子様とご一緒に。
  • 収穫体験では「人参・玉ねぎ・大根・わけぎ・ブロッコリー」を予定しています。
  • 畑仕事体験では「とうもろこし・葉物野菜」の種まきを予定中です。
  • ランチでは麦ごはんのおにぎりと、むかし野菜たっぷりのコロッケと豚汁、炭火で味わう焼き野菜、など。

お願い

体験会では、畑への移動や収穫の際に道路を横断したり、一般の車が通ることがあります。
十分に注意をしていますが、スタッフの人数が足りないことがありますので、お子様から目を離さないようにお願いいたします。

時間に限りがあり、みなさま全員に楽しんでいただきたいと思っていますので、スタッフの案内・説明をよく聞いて一緒に楽しい体験会を作りましょう。

おやつ・ランチの時間では、やせうまづくり・焼き野菜など、積極的にご参加ください。

収穫した野菜は体験会価格で「お買い上げ」いただきますが、その他の野菜と粉類や麦ごはん、味噌、野菜まんじゅうなどの加工品も販売していますので、ぜひ。

 

いろいろな形で、季節に合わせ体験会を企画します。
参加くださる皆様のこころに、むかし野菜のタネを蒔いていきたいと思いますので、皆様もどうぞ精一杯楽しんでいただきたいと思います。

次回は、春の畑仕事についてお話できたらと思います。
では、また次の金曜日に。

生産者・消費者間のコミュニケーションについて考えてみる

農業者がただ農業者で良い時代はもう終わりました。

いいものを作るのは当然のことで、いかにその情報を正しく消費者へ届けることができるか。これからはマーケティングとコミュニケーションのスキルを身につけて戦っていかなければ大きな時代のうねりに飲み込まれてしまう。そんな不安定な大きな変化の時代に突入しました。

私達生産者は、ついついこちら側の「伝えたいこと」を、消費者が「知りたいこと」であると思いこみ、全力で商品説明をしてみたり、理念や考え方をぐいぐい伝えてしまうなど、コミュニケーションの罠に陥りがちです。とはいえ、頭では理解していても、簡単にはその罠から抜け出せないのが悩ましいところ。

毎週水曜日の直売では、常連のお客さんがつくようになってきた。毎週楽しみにしてくれている上に、直接会話できることがとてもうれしい。

伝えたいことは本当に山のようにあります。

草木堆肥・土作り・露地栽培・低窒素栽培など生産に関わる「労力」のこと。味・香り・歯切れが特徴のむかし野菜は、有機野菜とは全くの別物で、むかし食べたあの懐かしい「味」のこと。地域の活性化・自然循環農法の普及・むかしの健康だった「食文化の復活」のこと。あと10個ほどありますが、さてどうでしょう。いきなりこのようにガツガツと自己アピールを行い「私はこんな人間で、こんなに毎日頑張っていて、こんなにいいものを作っているんです。どうですか、すごいですよね。あの人とは違います。だから私と仲良くなりませんか?」と自己紹介をされたとしたら、まず間違いなく「仲良くなれそうにない」と感じるはずです。

大事なのは、相手が「何を知りたい」と思っているのか。

例えば、「何に悩んでいるのか」とか「毎日の生活の中で感じる不満はなにか」や「不備・不足・不満・不安」などの潜在的なニーズを知ることで、ひとりひとりに寄り添った答えを正しく提案すること。それこそがあるべきコミュニケーションのカタチではないでしょうか。

「子どもが、なかなか野菜を食べてくれない」という悩みがあれば、

「子どもの野菜嫌いの原因の大半が、いつまでも口の中に残る繊維」であること。「低チッ素の土壌で育つむかし野菜なら、スジがなく歯切れが良いので繊維が残らない」こと。「子どもの舌は本当に正直で、味・香りを本能で嗅ぎ分ける」ことをなど伝えることができます。

つまり、いつもスタート地点はマーケットであり、消費者であり、一人ひとりのお客様であるということ。

まずは、消費者との対話の中で「悩み」や「不満」といった欲求を探り当てることがコミュニケーションのなかで最も大切なポイントです。同時に最も難しいポイントでもあります。だからこそ、そこに今後の商品開発やサービス向上のヒントが隠されています。お客さまへのインタビューを行ったのも、進行中の商品開発の方向性と、新たなニーズを探るためでした。

4/21㈰ と 4/28㈰ むかし野菜の邑 農園体験会 を開催します。

体験型のレジャーへのニーズは高まっている。そのなかでも農園で遊んで、学べるというのは「食」に関心のある子育て世帯にはぴったりではないだろうか。

 

 

生産者が、ただ、野菜をつくっていればよかった時代はもう終わりました。ただただ愚直に消費者と向き合いマーケットで戦って行かなければなりません。資本力のある企業が農業のフィールドへ参入してきました。「価格と量」という競争力を武器にする彼らに対抗するには、「圧倒的な品質」と「細やかなサービス」「アイデアと機動力」による付加価値で、消費者を味方につける戦略をとるほかないと感じます。

簡単であはありませんが、やるだけの価値はあるはずです。
そのための「むかし野菜の邑」です。

関わる人すべてが幸せになって、明日や未来への不安がなくなるような明るい地域、農業の活性化を目指します。

 

次回は、農園体験会についてのお知らせと、目的などお話ししたいと思います。
では、また次の金曜日に。